活動報告 2025.7.25
蘇生プロジェクトー小学校での出前授業(竹内教授)
-横浜市立南吉田小学校-
【子どもたちの小さな手に、大きな命を救う力を】
2025年7月1日からスタートした「蘇生率No1の都市!ヨコハマ」プロジェクト。
メディカルコントロール(MC)と消防が一体となった取り組みで、救急隊の現場活動、ポンプ隊のPA連携強化、司令センター指導医の改革などを進めており、早くも現場活動時間の著名な短縮効果が出ています!
そして今回、プロジェクトの重要な柱である市民教育として、私竹内一郎が横浜市立南吉田小学校の5年生約100人に救急蘇生の授業を行ってきました。
以下竹内一郎教授からの報告です。
日頃の医学会での講演や病院での講義とは全然違う...
小学5年生相手は本当に別次元の世界であったようで、教授自身何度も予行演習を重ね、シナリオを作り込んで臨みました。

それでも手に汗握る緊張だったでも子どもたちの真剣な眼差し、一生懸命に胸骨圧迫を練習する姿に心を打たれました。
「小さな手でも大きな命を救える」
「みんなも少しだけ勇気を出すことで大事な人が助かるきっかけになる」 横浜消防南消防署署長とともに、AEDの使い方も含めて実技指導。

子どもたちからは、
「子どもでも本当に助けられるの?」
「痛くないの?」
など素直な質問も。
この2年間限定のプロジェクトで、横浜は真の「蘇生率No1都市」を目指します。
現在9.1%の目撃ある心停止からの社会復帰率を15%まで向上させられれば、毎月4人、毎週1人、年間45人の大切な命だけでなく、社会復帰することができることになります。
そして2027年3月、横浜で開催される次世代国際万博「Green EXPO 2027」では、MCと万博医療救護委員会とでドローンによる空からのAED配送、遠隔DXを活用した革新的な救急医療体制を整備し、世界2,000万人の来場者に「世界一安全な都市・横浜」を実現すべく取り組んでいきます。
今回学んだ子どもたちが、未来の誰かのヒーローになる日がきっと来る。
横浜では引き続き、広い分野でMCが中心となって、命を守る街づくりに挑戦していきます!
(※掲載写真は事前に南吉田小学校の許可を受けたものですが、さらに解像度を落とし、目に線を入れてプライバシーに配慮しています。)
