活動報告

 活動報告  2026.6.28

シミュレーショントレーニング2026・夏開催報告


当教室では、専攻医1年目の教室員を対象に、シミュレーショントレーニングを毎年行なっています。
初回は救急診療・集中治療に必要な手技について学習し、2回目はECMOなどさらに高度な救急診療についてのシミュレーショントレーニングを行なっています。
2025年6月28日横浜市立大学医学部シミュレーションセンターにてシミュレーショントレーニングを行いました。以下指導責任者・佐藤医師及び受講生からの報告です。


<佐藤医師>

本日6月28日に、附属病院シミュレーションセンターを会場として教室主催のシミュレーショントレーニングを開催し、無事終了いたしましたので、ご報告申し上げます。
本シミュレーショントレーニングは、教室が提供するOff-the-Job Trainingの重要な取り組みとして考えております。一方で、より実践的で教育効果の高いプログラムとするためには、運営方法や講習内容について継続的に見直しを行うことも重要と考えております。
 
今年度入局した先生たち5名を受講生とし、インストラクターは11名が参加し、以下のタイムテーブルの内容の講習を行いました。

これだけ多くの教室員に参加していただくためには、各施設で救急外来・集中治療室の診療を護っていただく教室員の存在が不可欠です。地域の救急医療を護って頂いた皆様には、心より御礼を申し上げます。

 

来年度に向けて内容のブラッシュアップを進め、受講生・インストラクター双方にとって、より有意義な教育の場となるよう努めてまいります。
今後の運営や講習内容について、お気づきの点や改善すべき点などがございましたら、ぜひご意見・ご指導をいただけますと幸いです。皆様からいただいたご助言を今後の企画・運営に活かし、教室全体でより良い教育体制を築いていきたいと考えております。


<受講生より>

本日は休日にもかかわらず、佐藤先生をはじめ、多くのインストラクターの先生方に直接ご指導をいただきました。
午前中の基本手技から、午後の気道管理講義・デバイス練習にいたるまで、実践的なプログラムを経験することができました。
その中でも特に、午後のケースシナリオで経験した交通外傷における緊急気道管理が強く印象に残っております。自施設でも遭遇し得る緊迫した状況をリアルに体験したことで、現時点で自分が出来る事と出来ない事が明確になり、今後の課題が浮き彫りになりました。
今回のトレーニングで得た経験を糧に、自分の限界をしっかりと把握した上で、日々の救急外来や集中治療室での診療に活かせるよう、精進して参ります。


本日は休日にもかかわらず、受講生よりも多くのインストラクターの先生方にお集まりいただき、時間を割いてご指導いただきました。ありがとうございます。日頃臨床で経験する症例で感じる疑問点、自身の知識の足りないと思うことを解決できるような講義・実技講習であり、大変ありがたく思っております。
特に、気道緊急については、講義、実技、ケースシナリオの流れでご指導いただきました。4月から臨床で期間挿管の機会も多く、気道緊急に対峙する機会がありましたが、なかなかそれぞれの症例に対して消化し切れていないところもありました。
入局し3ヶ月目という、このようなタイミングで系統的な講義をしていただいたこと、その知識を持って実技の練習ができたこと、実際に想定されるシナリオで緊迫感を持ちシミュレーショントレーニングをできたことが、それぞれのステップにおける自分の問題点を認識する上でとても力になったと感じております。今後も、自身の臨床上の問題点を認識した上で、座学と実践のフィードバックを常に繰り返し、「いざという時」に対応できるように準備をしておきたいと強く実感しました。


今回のトレーニングでは、日常診療ではなかなか経験する機会の少ない手技の練習を多く用意していただき、学びを得ることができました。
特に、REBOAの挿入や緊急時輪状甲状間膜切開、小児の気管挿管などは私にとっては初めての経験であり、よい学びとなりました。また最後のケーススタディではインストラクターの先生方が臨場感のある場面を作り上げてくださり、本日の研修内容を包括したシナリオも相まって、本番さながらの救急対応を味わうことができました。自身の視野の狭さ、判断力の足りなさを改めて知り、今後の学びに活かそうと思いました。今回得た経験を今後の日々の研鑽に活かし、救急医としてより良い診療が行えるよう努力してまいります。


普段の臨床ではなかなか経験する機会の少ないREBOAやファイバー挿管、FONAなどの手技を実際に体験させていただき、多くの学びを得ることができました。また、実践的なシミュレーションを通して、知識だけでなく、緊急時に必要となる判断やチームでの連携についても改めて考える貴重な機会となりました。
特にロールプレイ形式のCS1症例では、心不全を疑う状況にもかかわらず心電図の指示を失念してしまうなど、自身の課題を明確に認識することができました。また、興奮・暴れている患者への対応においても、病態を踏まえた適切な鎮静薬の選択や安全な初期対応について、多くの学びがありました。
今回の経験で得られた反省点を今後の救急外来診療や救急車対応に生かし、一つ一つの症例でより適切な判断ができるよう努めてまいります。

 


教室員の先生方の雰囲気も非常に温かく、終始楽しく学ばせていただきました。
今回のシム祭りではこれまで経験したことのない手技を実際に学ぶことができ、大変勉強になりました。
また、手技そのものだけでなく、その適応や留意すべき合併症についても丁寧にご指導いただき、理解を深めることができました。
さらに、ケーススタディでは自分の知識や判断力の未熟さを痛感し、今後さらに勉強を重ねなければならないと身が引き締まる思いでした。
同時に、より一層頑張ろうという大きなモチベーションにもなりました。


当教室では教室員教育も研修医教育や学生教育と同様に力を入れており、救急で必要な手技の習得を上級医から行うことによって、救急現場・集中治療現場でいつでも実践できるような体制づくりを教育チームを形成して行っています。
いつ何時でも急変などの対応ができる救急医の要請に力を入れています。
約100名の教室員それぞれが様々な高いスキルを持っている集団ですので、その後進への指導も欠かさず行っております。
手技をしっかりと学びたい、その学んだ手技を実践したいと思う研修医・専攻医の方々も多いかと思います。
ご興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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