活動報告 2026.5.22
ATS2026(American Thoracic Society)参加及びWeill Cornel Medical College訪問報告
去年の引き続きAmerican Thoracic Society(米国胸部学会)https://conference.thoracic.org/に参加してきました。
Abstractは約7000、Speakerは29000人 参加者を合わせると...というような巨大な学会です。
この学会には私は思い入れが非常に強く、最初に参加したのは大学院3年生の2013年5月でありました。
当初留学に行きたい気持ちが強かったもので、私の前のBoss Ronald G.Crystal (Weill Cornell Medical College, Genetic Medicine)にapplyするためにその存在を知っていただこうとPhiladelphiaで参加しました。
その際に留学を仮に決めていただき、翌年2024年SanDiegoでは、Jo Rae Wright Awardという賞を受賞し、留学にこぎつけた私にとっては本当に目標としている学会です。
さて、今回はDisney world、Universal studio、NASAで有名なOrlandoで開催されるわけですが、直行便はありません。Transitで行ったわけですが、4時間の遅延...
使用機がどうもダメらしいということで、機体を替えて出発したわけですが、3時間ほど取ってあった乗り継ぎ時間は過ぎており、初めて乗り継ぎでいろんな交渉をしました。
けど結構楽しいものですね。あの交渉も。終わってみると。
まぁ、乗り継ぎ空港で、何して遊ぼう、何があるか探検しようというのも面白いですので、ぜひやってみてください。その辺の同じ境遇の人と話すのも楽しいものです。
そんなこんなで8時間遅れで現地に到着しましたが、翌日は朝から学会Full参加です。
この学会は本当にバカでかく、特にポスターセッションは圧巻です。
先が見えません。多すぎて。
でもこれを練り歩くのが面白く、練り歩きながら声をかけて教えてもらいます。9時から11時30分で終わるのですが、すべえ回りきれなくて.... しかし、私はいつもこのポスターセッションでは一列で最低十人声かけられ、最低三百人くらい話すことができるかなと思い声をかけています。(ちょっと変わった趣味をしていますね)
みなさんすごくフレンドリーに教えてくれます。逆に話が楽しくなってしまうと回りきれないのがザラです。でもこうしていろんな人と交流持っていくのも海外学会の醍醐味かと思います。
この行動でわかるように、私は国際学会は一人で行きます。
多数でいくとなかなかこういうこともできず、日本人同士で群れてしまう人をたくさん見ているからです。もっと世界に知見を広げたい思いがあります。
この1日目のポスター会場で、Crystal Labの同僚に会い、たくさん話をしました。久々でとても楽しい話ができました。
このように日本のポスターセッションよりもさらに活発なポスターセッションがありますが、Oral presentationももちろんあります。が、日本のような数分話して、2,3問質問を受ける形式ではありません。
パネルディスカッション・シンポジウムのようなものがあり、またレジデントが珍しい症例を持ってきて、前に五人の専門家(呼吸器医、放射線医、病理医、など)が初見でどのようなことを考え、エキスパートピニオンを聞いた後、最終的な答えを出すというような面白い企画もあります。討論するのが非常に面白い。
学会2日目には私の発表がありましたが、セッションはposter discussion sessionでした。
今回の発表の内容は、
Differential Effects of Inhaled Drugs on Airway Epithelial Remodeling
-Forced on Mucus Cell and Ciliated Cell in Bronchial Asthma-
喘息吸入治療薬に関する新しい発見を話しました。
ただのポスターセッションではありません。通常ポスターセッションは、先ほど記載したように見えないくらいの数のポスターが並び、そこに順繰りに人が回ってくるという状況ですが、このposter discussion sessionは、結構広い会場にポスターを貼り、30個程度のポスターが貼られます。
私のセッションは、喘息でしたので、喘息の専門家たちが45分間部屋のポスターを順繰りに回ってきます。
3名のファシリテーターの方にそれぞれ回ってきた際に説明を行い、討論を行います。それ以外にも参加者にも説明を行うわけですが、非常に面白い芯のついた質問をしてくれます。
45分が終了した後、中央に席があるのでそこに座り、1時l間30分総合討論をするわけです。
通常日本であればポスター発表の4分だけみんなで囲ってみて終わり、ですが、それから三人のファシリテーターを中心に議論が膨らんでいくわけです。
「喘息の病態は色々と複雑にかわ見合っていると思いますが、今回ここにいる皆さんは、さまざまな視点から喘息の基礎レベルでの検討を行ってくれています。そこで〇〇の部分についてhiroが発表した研究について非常に面白い研究でしたので初めて行きましょう。Hiro、あなたの吸入薬に対する気道上皮の反応の話のポイントを教えて」というところで名指しされ、大体100人くらいのところで発表するわけです。
その発表に対して、Questionが飛んできて、それを答えていくわけですが、私はこういうことも考えられるからこういうふうな目線でも検討してみてもいいかもしれない、私とコラボしてその点を突き進めて行きますか」などと提案もしてくれるわけです。
その自分のテーマからどんどんその会場の議論が盛り上がり、平滑筋の話、wearable deviceの話など本当に多様な発表が多くてとても勉強になりました。
午前中いっぱいがそのような発表でありましたので、昼は興奮状態でしたが、exhibit areaでランチボックスを取ってきて、コーヒーなどもとり、食事をしていました。
日本ではみたことのないような機材や薬剤もあり、非常に勉強になりました。
特に今回痛感したのは、VRの活用による薬剤効果などを体験できるのはすごかった。気道の中に入ってみて、吸入薬の効果・作用を見てみたり、PAHの心臓を実際に触ってみたりとVRの活用をもっと考えなばと思いました。
日本の学会と比べて参加費はべらぼうに高いです。Full参加で 1430ドル=20万円くらいでしょうか。けどそれだけ価値がありますので、ぜひ参加してみてください。
Orlandoは先ほども書きましたが、DIsney world, Sea world, Universal Studio, NASAで非常に有名です。行きたいのも山々ですが、日本でも海外でも私は学会にしか集中しておらず、あまり観光に行くことがないのですが、まぁそいうことも大切かとも思いますので、そのような目的も含めて海外の学会の検討もお願いします。きっと世界が広がると思います
今回もたくさん英語でお話しできて本当に楽しい時間を過ごしました。
来年度ATS2027はNew Orleans。参加できるように頑張りたいと思います。
私が2014年から2018年まで留学していたところで、呼吸器関連の基礎研究をさせていただいておりました。
今回、BossのRonald G. Crystalは私用でお会いすることができませんでしたが、同僚たちと1年ぶりにいろいろとお話ししてきました。
現在彼のラボに横浜市大4年生のリサーチクラークシップで4年前から学生を派遣しています。
Hiroから紹介してくれている学生さんは本当によく頑張って結果を出してくれている。今後もコラボしましょうというお話をしていました。
彼らとは今後別の研究でコラボしていこうというお話をいただき、国際共同研究なども本当に進めていこうと思います。
本当にありがたいことです。
また来年も来るね!といいラボを去りました。嬉しいものですね。
そんな目的を持って行ったニューヨークでありましたが、Forest HillsにあるPlaza collegeというところに私のNuerologistの友人が連れて行ってくれました。
彼はPlaza Collegeの関係者なのですが、朝食を食べてからふらっと入っていたPlaza CollegeはHelath ScienceのSimulationを中心とした教育を行う施設であり、その中を責任者の女性が案内してくれました。
Assistant Nurse, Surgical Nurse, Registered Nurse, Nurse Practitionerなどさまざまな身分があることはご存知かと思いますが、彼らの臨床教育のための本格的なシミュレーションを行なっている施設であり、かなり規模の大きなシミュレーション機材がたくさんありました。
外科手技・急変対応はもちろん、痙攣発作時のシナリオ、小児のシナリオ、オペ室・ERなどあらゆる状況下での対応をまるで実際起こっているかのように経験できるような施設でありました。
1916年設立の私立大学で、非常にしっかりとしたカリキュラムを実践している大学でありました。
今後この大学とコラボできないかな?なんて思ってしまいました。
実際1日しかニューヨークに滞在できなかったので、その後色々な懐かしいところを回りながら、我々が住んでいた島Roosevelt Islandを訪れました。
Roosevelt Islandは世界一住みやすい場所と言われているようですが、本当に素敵なところです。ManhattanとQueensの間にある島です。交通手段は、TramwayかSubwayです。今回は久々にTramwayを使ってみました。非常に綺麗な景色を3分の間に見ることができ、懐かしさを感じていました。島は南北に5kmほどしかありませんが、Weill Cornell, Slaon Ketttering cancer cener, Rockeffeler Universityなどの研究施設、国連職員、Banker(ウォール・ストリートの方々)など世界中の人たちが住んでおり、ここでもたくさんの友人がいました。島を懐かしみながら歩いていると、懐かしい人たちに会い、Hugをたくさんしていただき、まだ覚えていてくれているんだなと感動しました。住んでいたところは大学の寮的なところでしたが、Door manがしっかり名前も住んでいた部屋も覚えていてくれて感激でした。Siblingsのような友人たちと夜遅くまで食事し、語らい、本当に昨日まで一緒にいたような感覚で非常に楽しいニューヨーク滞在でした。
私にとって海外留学は本当に人生の中でとてもとても大きな宝です。
興味がない方もいるとは思います。
しかもお金もかかりますし、安定はしていません。
が、一度の人生です。何かチャンスがあれば飛び出してみたり、チャレンジすることも大切かと思います。
幸いRader Trauma Center(Miami, FL)に留学されている山口先生やParis.Cite(France)に留学されている南先生もいらっしゃいます。
ぜひ色々と聞いてみてください。私でお話しできることであればなんでも気軽に聞いてください。
留学等に興味がある方はいつでも連絡をいただければと思います。
このように当教室では、国際学会の発表や海外留学に関して、よりGlobalな視点を持てるよう推進しています。
ご興味のある方はぜひご連絡ください。