留学奮闘記

 留学報告

フランス留学報告

南さくら医師より

今年度より、フランス国立保健医学研究所(Institut National de la Santé et de la Recherche Médicale:INSERM)に留学させていただいております。
INSERMは、医学および公衆衛生に関する研究を専門とするフランスの国立研究機関であり、パリ・シテ大学およびパリ公立病院連合(AP-HP)と連携して、各研究ユニットにおいて多様な医学分野の研究が行われています。
ラボのある病院の写真

私は、UMR 942 “Cardiovascular Markers in Stressed Conditions(MASCOT)”というユニットに所属しています。

ラボの入り口にある出席簿

UMR942は、パリ10区のHôpital Lariboisière内に研究室があり、集中治療および循環器領域を専門とする研究者、ポスドク、修士課程の学生が在籍しています。
ユニット内では、Basic research班とClinical research班に分かれてそれぞれの研究が進められており、私はメンターの指導のもと、集中治療領域におけるClinical researchに取り組んでいます。

病院内にある教会

主にデータベースを用いた研究ですが、統計学や解析におけるプログラミング手法なども基礎から学んでおり、日本での臨床研究経験に加え、改めて研究の本質を見つめ直す貴重な機会となっています。
 
研究活動に加え、プライベートの時間もしっかり確保されており、春から初夏にかけての心地よい気候のパリで、充実した日々を過ごしています。パリは文化的な観光名所が多くあるだけでなく、スポーツイベントも盛んで、週末にはさまざまな催しが開かれています。
フランス語のみが通じるという印象をお持ちの方もいるかもしれませんが、若い世代を中心に英語を話す人も多く、犬の散歩中などに気さくに声をかけてくれることもあります。
渡仏してまだ1ヶ月半ですが、すでに多くのことを学び、留学して良かったと感じています。
今回の機会をくださった教室の先生方には、心より感謝申し上げます。留学にご興味のある方は、どうぞお気軽にご連絡ください。


このように当教室では、国際学会の発表や海外留学に関して、よりGlobalな視点を持てるよう推進しています。
ご興味のある方はぜひご連絡ください。


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