活動報告 2024.12.15
教室主催ECMOトレーニング2024を開催しました。
横浜市立大学救急医学教室では、専攻医を対象としたoff the jobトレーニングとして、教室が主催するシミュレーショントレーニングを毎年2回開催しています。
2024年12月14日に2024年度1回目のシミュレーショントレーニング(ECMO)を開催しました。

<指導医より>
毎年当教室主催で開催しておりますECMOシミュレーショントレーニングを、本日無事開催することができましたので、ご報告申し上げます。
開催日:2024年12月14日(土曜日)会場: テルモプラネックス(HP: https://www.terumo.co.jp/about/pranex ) |
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受講生:大平 瞭 先生(横浜医療センター) |
平田 りね 先生(南共済病院) |
船山 彩夏 先生(横須賀共済病院) |
八木 聖可 先生(附属市民総合医療センター) |
以上、4名 |
インストラクター:ECMOグループ(YACHT)より |
谷口 隼人 先生(附属市民総合医療センター) |
武田 知晃 先生(附属市民総合医療センター) |
歌田 州佑 先生(附属市民総合医療センター) |
小栗 絢子 先生(横浜市立市民病院) |
附属市民総合医療センター 臨床工学技士 4名 |
以上、9名 |
オブザーバー:岩下 眞之 先生(帝京大学医学部附属病院) |
岡田 一宏 先生(附属市民総合医療センター) |
横須賀市立うわまち病院 特定行為研修修了看護師 1名 |
上記のメンバーにご参加いただき、無事終了することができました。
トレーニングでは、重症呼吸不全の患者に対してECMOを導入する適応の判断から、ECMO管理中のサーキットチェックや注意すべきこと、ハンドクランクや回路交換を含めたトラブルシューティングなど、ECMO診療に関するさまざまなトピックスを扱っていただきました。受講生はもちろん、オブザーバー参加していただいた先生方にとっても、とても勉強になる内容であったと思います。
受講生、インストラクター、オブザーバーの皆様の参加を可能にしていただくために、関連施設の皆様には勤務調整などで多大なるご協力をいただきました。本当にありがとうございます。
Off the jobトレーニングの一環として、このような素晴らしいシミュレーショントレーニングを継続できていることは、受講生やインストラクター、オブザーバーの参加を可能にしていただいている教室員皆様のご協力のお陰です。
今後も教室員のスキルアップや知識のリフレッシュの目的に、off the jobトレーニングの継続は必要だろうと考えております。
<受講生・専攻医より>
本日はECMOの適応、設定や管理などの総論や、サーキュレーション・トラブルシューティング・回路交換などについて実技を交えて講義いただきました。
恥ずかしながら私はECMOについて今までほとんど学んだことがありませんでした。先生方、MEの方々には本当に基礎的なことから教えていただき、症例を通して大まかなイメージを掴み、学ぶことができました。上級医の先生方の現場での思考過程を垣間見ることができ、とても勉強になりました。また、テルマメディカルプラネックスの施設を見学させていただきましたが、興味深く印象に残る体験でした。
これから実際の臨床に活かしていくために、自分の中で消化し深めていきたいと考えています。
本日教室主催のECMOシミュレーショントレーニングに参加させていただきました。
これまで医療センターでの研修でECMO症例を経験した回数は数えるほどしかなく、多くの不安を抱えながら症例の対応をしていました。
今回のシミュレーショントレーニングではECMOの適応からトラブルシューティングに至るまで谷口先生、武田先生をはじめとしたYACHTのメンバーの先生方に指導をいただきました。
特にトラブルシューティングに関してこれまでの当直で経験しなかったからよかったもののいざそのトラブルが起きた際にどういった処置をすればいいのか分からない症例も多くあり、今回学んだことを振り返り今後の診療に活かしていきたいと思います。
サーキットチェック、プライミングの流れから始まり、トラブルシューティングのシミュレーション、回路交換、ハンドクランクを実際に行いました。
その後は、症例提示頂きVV-ECMOのカニューレ選択から初期設定についてディスカッションしたり、合併症について色々考えたりしました。
現在センターで実際にVV-ECMOを使用している症例があり、より現実的にイメージができました。
また、テルモの施設を見学して、たくさんのシミュレーションができる素晴らしい環境であること、日々テルモの機材に囲まれて診療を行っていたことを知りました。
現在勤務しております横須賀共済病院で、これまでに数例のECMO管理を経験してまいりました。しかし、今回の講義およびトラブルシューティングなどに関する実技を通じて、これまでの自分の知識や理解が十分ではなかったことを痛感いたしました。特にプライミングやハンドクランクを実際に行うのは初めてで、不慣れな点も多くありましたが、上級医の先生方やMEの皆様のご指導のもと、非常に貴重な経験を積ませていただきました。
今後は、上級医の先生方にご指導をいただきながら、自分自身でどのような管理を行うべきかを常に考え、診療に取り組んでまいりたいと思います。
今回のトレーニングで何より貴重な経験だったのは実際の機器や回路を用いてプライミングや回路交換等のスキルトレーニングをさせて頂いたことでした。成書で字面で勉強していてもいまいち自分の中に落とし込めていなかったことが、実際の機器に触れながら指導頂くことで生きた知識として定着する感覚がありました。またまだまだ知識的に不十分な点が多いことはもちろんですが、具体的にどういった知識が欠落しているかも自覚することができ、非常に有意義な時間でした。
また今回のトレーニングを経て、先日のECMO搬送シミュレーションでYACHTの先生方が行っていたことのレベルの高さを改めて実感したと同時に、少しでもその背中に近づくべくまた精進しようと思いました。
当教室では教室員教育も研修医教育や学生教育と同様に力を入れており、救急で必要な手技の習得を上級医から行うことによって、救急現場・集中治療現場でいつでも実践できるような体制づくりを教育チームを形成して行っています。
いつ何時でも急変などの対応ができる救急医の要請に力を入れています。
約100名の教室員それぞれが様々な高いスキルを持っている集団ですので、その後進への指導も欠かさず行っております。
手技をしっかりと学びたい、その学んだ手技を実践したいと思う研修医・専攻医の方々も多いかと思います。ご興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。