活動報告 2026.10.20
中学校での蘇生授業
当教室では、横浜市消防局と連携し、市内の小学校・中学校への出張訪問蘇生授業「いのちを守る救急教室」を実施しています。
2026年10月20日、南消防署の皆様とともに横浜市立蒔田中学校を訪問し、中学2年生を対象とした救急蘇生教室を行いました。当教室からも多数の医師が参加し、消防隊員・救急隊員の皆様と一緒に生徒たちへ心肺蘇生や応急手当の実技指導を行いました。
参加した教室員からの報告をお届けします。
| <専攻医:小川真太郎医師> |
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本日、南消防署と横浜市立大学医学部の共同企画である「いのちを守る救急教室」に参加し、蒔田中学校の生徒を対象に救急蘇生教育を行ってまいりました。
今回は153名の生徒を対象とした授業であり、救急車の適正利用や応急手当の重要性について解説するとともに、胸骨圧迫を中心とした心肺蘇生の実技指導を行いました。
生徒の皆さんも非常に熱心かつ主体的に取り組んでくださり、大変充実した時間となりました。これほど多くの若い世代に救急医療の重要性を直接伝える機会は貴重であり、普段の臨床現場とは異なる視点から、私自身も多くの気づきと学びを得ることができました。
今回の経験を通じて、地域への普及啓発活動や蘇生教育の重要性を改めて実感いたしました。こうした取り組みを積み重ねることで、横浜市の心肺蘇生率・社会復帰率の向上に貢献していきたいと考えております。今後もこのような活動へ積極的に参加し、蘇生ワーキンググループの一員として、専攻医としての研鑽を積んでまいります。
| <専攻医:植木理恵医師> |
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本日、蒔田中学校にて南消防署の方々とともに、中学生に向けた「いのちを守る救急教室」に参加させていただきました。
中学2年生4クラス・153名にお集まりいただき、午前・午後に分かれて授業を実施しました。はじめに南消防署の方から、横浜市における救急車の現場到着所要時間や適正利用についてお話しいただき、救急隊が到着するまでの「バイスタンダー(現場に居合わせた人)による初期対応」がいかに生命を左右するかを再確認いたしました。
続いて中川医師よりBLS(一次救命処置)の具体的な流れ、胸骨圧迫のポイントやAEDの使い方を解説し、その後は4〜5名のグループに分かれて実技を行いました。生徒の皆さんが講義内容を的確に理解し、真剣な眼差しでマネキンに向き合っている姿がとても印象的でした。
「息をしているか判断に迷ったときはどうすればよいか」
「衣服はどこまで脱がせるべきか」
など具体的かつ実践的な質問が飛び交い、もし自分がその場に居合わせたらどう動くかを一人ひとりが真剣に考えている様子が強く伝わってきました。
このような学校教育に携わる機会は初めてでしたが、私たちが日々の診療で培っている知識や手技を広く社会へ還元する意義と、長期的な救命率向上につながる手応えを感じました。今後も機会を捉えて積極的に参加していきたいと思います。
| 貞廣智瑛梨医師 |
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蒔田中学校にて開催された「いのちを守る救急教室」において、中学生を対象にBLS(一次救命処置)の指導を行う機会をいただきました。
市民の皆様に、心停止の際その場に居合わせた人による初期蘇生がいかに重要であるかを、わかりやすく伝えることは決して簡単ではありません。
今回、中学生の皆さんが積極的に参加し、さまざまな質問をしてくださったことで、私自身も改めて考えさせられることや学ぶことが多く、大変貴重な経験となりました。
今回の活動を通じて、救命の連鎖の第一歩となる市民による初期蘇生の重要性を伝え、蘇生教育を継続していくことの大切さを改めて実感しました。
今後もこのような活動に積極的に関わり、地域の救命率・社会復帰率の向上に少しでも貢献できればと思います。
| 現場責任者:武田知晃医師 |
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蒔田中学校での「いのちを守る救急教室」は、南消防署の皆様、そして当教室から参加した中川医師、貞廣医師、植木医師、小川真太郎医師、古谷救急救命士をはじめとするメンバーの協力のもと、生徒や教職員の皆様からも大変好評をいただき、無事に終了いたしました。
ご協力いただきました関係各所の皆様に厚く御礼申し上げます。
今年度は、市内の他校においても同様の蘇生教室をあと2回予定しております。
当教室では、「蘇生率No.1を目指す横浜プロジェクト」を掲げ、市民の皆様への普及啓発に力を注いでいます。
突然の心停止から助かる命を増やし、社会復帰率を高める取り組みは、一朝一夕で達成できるものではありません。
教育現場や地域社会と手を取り合い、長い年月をかけて地道な活動を継続していくことが不可欠です。私たちは南区にとどまらず、横浜市全18行政区へとこの輪を広げていきたいと考えております。
また、横浜市立大学救急医学教室の蘇生グループでは、このような地域活動に加え、本年12月12日(土)に横浜駅西口にて『蘇生戦略会議 in Yokohama 2026』の開催を予定しております。
学術研究と地域実践の両面から、蘇生率向上のための新たな戦略や今後の展望について発信してまいります。
このように急変時の救急救命処置に関して当教室では地域の蘇生啓蒙を積極的に行っています。
ご興味のある方はいつでもご連絡ください。